よく外に遊びに行くプレスタかがわでは、お出かけ先でいろんな生き物と出逢います。

その際、様々な生き物に出会い、時々出会った生き物たちを、プレスタに連れて帰って子どもたちと一緒にお世話をすることがあります。

今もプレスタにはザリガニやメダカ、ニホントカゲなどが居ます。

そのニホントカゲを特に熱心に飼育している男の子がいるのですが、今日はその子がトカゲのお家(虫カゴ)を拡張してお庭を作っていました。
虫カゴから出るためには、垂直な壁を登らないといけませんが、ニホントカゲにはそれができません。
その子は「どうしたら自由に中と外を行き来できるのか」を一生懸命考え、結果として木の棒を外から立てかけることで、行き来を自由にできるようにしました。
「できた!」と思った瞬間、「外からは入ることができるけど、中からは出られない」ということに気づき、次は中から外に出るために木の棒を設置しようとしましたが同じような木がありません。
なので木の代わりに何を使おうか、と周囲を見渡すとそこには牛乳パックが。
「これにする!」と牛乳パックを一生懸命カットして、中から外に出るための渡し板を真剣な表情で作っていました。

このような活動を通して、子どもたちは問題解決能力や工夫のスキルを身につけます。
何より、その過程で「何かのために尽力すること」の価値や楽しさを学ぶことができるのは、非常に貴重な経験です。
このままこの子の中で、(自分も含め)人や生き物に対する優しさや、工夫する楽しさを育てていってもらえたら嬉しいですね^^