こんにちは!プレスタにこの大西です!

プレスタにこでは「遊びは学び」を実現するため、様々な遊びをしております。

今回ご紹介する遊びは「くもの巣くぐりゲーム」です。

にこのお部屋を2部屋使い、部屋中にスズランテープを張り巡らせて遊ぶにこの子どもたちの様子をご紹介します。

今回の活動の目的は(1)「ボディイメージを育てる」(2)「主体性を持つ」です。

(1)は具体的には狭いところを移動する中でどのように身体を動かせば上手くすり抜けられるかを考えることにより、自分の身体の輪郭をイメージしながら身体をコントロールする方法を学びます。「足をどこまであげるか」「姿勢をどこまで低くするか」を考えるので体の広がりのイメージできるようになり、人との距離のつかみ方、体の動かし方の改善にもつながっていきます。


(2)は具体的には子どもたちでスズランテープを張り巡らしてコース作りをしていきます。自分たちで活動の環境を準備することで、どんなコースにするかを考えたりお友達と話し合ったりする場面が想定されます。

活動が始まると部屋中を使い、子どもたちが思い思いにスズランテープを部屋中に貼っていきました。扉の前にバリケードのようにテープを貼る子、部屋にオリジナルコースを作ろうとする子など1つの活動でも取り組み方の個性が見えてきます。

中には活動に消極的な子もいますが、スタッフがお手本を見せて子どもたちに「面白そう!」と興味を持ってもらい、実際に子どもたちにやってもらう。スタッフも活動の中に入り、一緒に活動を楽しむことを意識しています。消極的な子の心理として「失敗したら笑われるかな、怒られるかな」といったネガティブなイメージを持っていることが多いので、出来上がりやその過程の中で、キラリと光るポイントを見つけて声をかけるのも大事にしています☆

また、スズランテープが広がると体を上手く通すことができずにぶつかってお友達が作ったスズランテープのコースを思わず壊してしまうこともありました。このような時こそ学びのチャンス!私たちスタッフも壊れたところを一緒に修復して再びチャレンジ!体を動かしていると徐々に壊さずにくぐる方法を覚えていきます。

スズランテープはぶつかっても怪我の心配もないので、安心して失敗できるのもこの活動の良いところだと考えています。ここでも、失敗しても次やその次で成功したときに褒める声掛けはスタッフも常に意識しています。

活動の中で限られた道具を貸し借りするときも微笑ましい一場面が。

「テープちょうだい」と欲しいものを相手に要求したり、テープが必要な子に「いる?」と尋ねたりと子どもたち同士が協力して活動する様子が見られました。普段の遊びだとコミュニケーションの練習はなかなか難しいと思います。少人数で1人ではできない活動だからこそ、人と協力するための会話が生まれ、私たちスタッフは自然に会話が生まれる環境設定や困った時にアドバイスすることを日々子どもたちの様子を見守る中で心掛けています。

最後までお読みいただきありがとうございます。